[Modern] 継ぎ接ぎ自動機械&現実チップ搭載 – アーティファクトLO ver.2

皆さんこんばんは、こないだ作った「アーティファクトの呪文コスト軽減カードを12枚搭載して出しまくったら実質《全知》なので勝ちます」と言う、約束されしお花畑デッキを実戦に持ち込んだら、まぁ案の定1勝も出来ませんでしたって言う。
通算戦績0-7
やべえぞ、弱いってレベルじゃない。
普段ならこの手のデッキは一発ネタと処理して、次のデッキを作成するのですが、ネオ神河には他にもフィットしそうなカードが多く収録されているので、まだまだ遊んでやろうと思います。
真面目な話、敗北から学ぶことは多いので、実戦データを元に色々とカードを入れ替えてみましょう。
ほんとは「デッキ調整の方法を教えます!」なんてカッコいい事が言えれば良いのですが、元がクソデッキなので、難しい事は考えずに読み物として楽しんで頂ければと思います。
それでは早速、デッキの問題点を上げながらカードをふるいにかけて行きましょう!
[問題点1] 慢性的なマナフラッド
元のコンセプトが「コスト軽減カードを並べまくる」で、そのコスト軽減カードが12枚も採用されているデッキです。
実戦でもかなり安定して軽減カードを引き込んで、そして並べていく事が出来ていました。
その結果得られたのは「ずっとマナフラ状態」とか言う、虚無の時間だったのです。
例えば土地3枚と軽減カードが3枚だと、合計コストが6になるまでのアーティファクトが唱えられるんだけど、唱えるカードがねえよって感じ。
勿論、太鼓とか呪文爆弾とかの小さなアーティファクトは引いたらすぐにタダで出せるんだけど
それなら場に出す軽減カードは1枚で良いじゃん
って言う、デッキコンセプトが根底から覆るような回答を出さざるを得ない訳で、実際そうなんだろうなって今は思ってるw
コスト軽減カードは、LO系のカニとか部族ビートのロードとか、重複すればするほど相手が死に近づくカードとはかなり性質が違うと思い知りました。
と言う事でコスト軽減12枚体制改め「8枚体制」に変更です、余りにも過剰過ぎたって事ね。
問題は何を抜くかなんだけど、ここは3マナの《鋳造所の検査官/Foundry Inspector》になるのかな。
こいつは有色マナを使わないので最小0マナまで減るんだけど、その状況では既に過剰な軽減になってるんですよね。
逆に軽減1の時は唱えるのに2マナかかる訳だから、空飛んでる《熱心なメカ乗り/Enthusiastic Mechanaut》の方が強いんじゃね?って思った次第。
ついでと言ってはなんだけど、過剰なコスト軽減を行わないと言う方針になったので、自動的に《イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah》も抜ける事になります。
これで慢性的な「過剰な軽減状態」が緩和するのではなかろうか。
- -4x 鋳造所の検査官
- -2x イシュ・サーの背骨
空きスロット6。
[問題点2] マナフラ受け
さて、問題点1で過剰軽減問題を対処したのですが、やっぱり軽減カードが複数出ている状態だとすぐに手札が枯渇して、結局トップデックお祈り状態になる問題が残っています。
この問題に関しては、ネオ神河の注目カードで紹介した《現実チップ/The Reality Chip》がドハマりするんじゃない?と思ってまして。
真価を発揮するための《換装/Reconfigure》コストが(2)(青)と重めだけど、本体はコスト軽減の恩恵を受けて(青)で出せるから合計4マナ。(ターンを跨げば3マナ)
こいつをコスト軽減クリーチャーとかに換装すれば「コスト軽減した状態でライブラリトップをプレイしても良い」って状態になるんだから、そりゃあもう相手からしたら地獄絵図でしょ。
超面白そうだから、雑に4枚ぶっこもう。
- +4x 現実チップ
空きスロット2。
[問題点3] 狂気の祭壇が絶妙にダメだった
永久ループ用のサクリ台の片割れなんだけど、これがとにかく痒い所に手が届かない使い心地でして。
一番「イラッ」とするのが《胆液の水源/Ichor Wellspring》を喰えない事で、とにかく盤面でボーッとしてる事が多いのです。
要は「安定してアーティファクトをサクりたい」って話なんだけど、無限ループに使える都合の良いカードはこの2種類しかありませんでした。
ゆうて無いものは仕方ないからね、条件を緩めましょう。
無限ループ出来なくて良いから、高性能なアーティファクトのサクリ台を頼む。
(検索中)
コイツがおったわ。
と言う事で白羽の矢が立ったのは《ゴブリンの技師/Goblin Engineer》、出た時にライブラリからファクトを1枚サーチして墓地に落とす事が出来て、(赤)タップとファクト1枚を生け贄で、墓地のコスト3以下のファクトを1枚場に出す事が出来る。
つっよ。
マイアの回収者の死亡誘発経由でしか救えなかった、墓地に落ちている屑鉄さらいを、適当なファクトをサクりながらダイレクトに盤面に戻せるの強すぎんか?
なんなら屑鉄さらいをサクッて2マナ以下のファクトを手札に回収しつつ、盤面に3マナ以下のファクト戻せるの強すぎんか?
つっよ。
漢気が減るとかどうでも良いわ、こんなの使わない理由が無いでしょ。
- -4x 狂気の祭壇
- +4x ゴブリンの技師
空きスロット2。
[問題点4] コンボパーツが揃わない
実戦では自分を打ち倒そうとする対戦相手の存在と、自らのドロー運が立ちはだかる。
具体的には
- チェインしまくっても、ドローが噛み合ったことが一度もない。(純粋に運ゲー)
- 実戦ではそこそこコンボパーツを除去されるので、全部揃ったことが一度もない。(立て直せない)
- コンボ決まらないと勝てないので、一度も勝ったことがない。(クソデッキ)
こんな感じ。
しかし、前項でチョイスしたゴブリンの技師が、これらを全てを解決する。
- 墓地に落ちるとは言え、コンボパーツを100%の精度でサーチ出来る。
- コンボパーツを除去されても、起動型能力で場に戻せる。
- コンボ決まれば勝つので、必然的に勝てる。
つっよ。
空きスロット2。
[問題点5] コンボしか勝ち筋が無い
割と根本的な問題なんだけど、勝ち筋が1つのデッキってあんまり強くないんですよね。
特にサイド後なんかは顕著で、ピンポイントな対策で詰んだりするから、何かもう一つデッキと噛み合う勝ち筋を頼む。
(検索中)
コイツがおったわ。
と言う事で白羽の矢が立ったのは《継ぎ接ぎ自動機械/Patchwork Automaton》、ネオ神河の注目カードでも取り上げた新顔ですね。
まずこの改良中のデッキは、ゴブリンの技師以外の全ての呪文がアーティファクトで、その呪文コストを下げるような構成になっている。
それを新兵器の現実チップの換装能力で、ライブラリトップから狂ったように唱えまくってやろうと言うのだから、この継ぎ接ぎ自動機械とやらの上には山のように+1/+1カウンターが乗るのではなかろうか?
しかもこれを触るなら絶対にテンポが犠牲になる護法2持ち、嫌がらせ性能も高い。
つっよ。
現実チップが無くても、呪文爆弾を何度も回収して唱えると言う動きが出来るので、それなりのサイズにはなってくれそうだ。
これを使わない手は無いが、空きスロットが2つしかないので何かを2枚減らす必要があります。
基本的には「ダブると意味が無いカード」を減らすのが良いと思うので、現実チップを1枚減らそう。
もう1枚は、難しいですね。
サクリ台が無いと威力が半減して、コストの関係上屑鉄さらいで回収し辛い胆液の水源を1枚減らしてみようか。
ドローソースを減らすのはいささか不安ですが、ゴブリンの技師で出し入れ出来るから大丈夫そうな気がする。
- +4x 継ぎ接ぎ自動機械
- -1x 現実チップ
- -1x 胆液の水源
空きスロット0。
<アーティファクトLO ver.2/Artifact Library Out>
メイン (60)
土地
18枚
クリーチャー
27枚
よし、こんな感じになった。
—
以上、久々に作ったデッキが想像の10倍ぐらい弱くてびっくりしたので早速調整を加えたお話でしたw
序盤の刺し合いが赤ボム頼りなのがアレだけど、かなりまともになった気がします。
コレでなんとか勝てないかなぁ。
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