[モダン対戦] ホロウ・エンド vs 4C人間 – 大いなる戦法ミス

先日の構築記事、沢山の方に見て頂けて大変嬉しかった管理人です、皆さんありがとうございます。

本日もいつもの同僚氏との対戦(日課)にホロウ・エンドを持ち込んで、4C人間と対戦してきました。

4C人間と言っても、緑は《貴族の教主/Noble Hierarch》だけで、黒は《不屈の将軍、ジリーナ/Jirina, Dauntless General》しか入ってないので、実質は流行の青白人間の亜種ってリストみたいです。(※魂の洞窟やバイアルから出て来るので色はあんまり関係無さそう。)

で、華麗に2タテされてきました。

あれ?

今回はホロウ・エンドを使うに際して、その身に理解わからされた」カードとデッキの相性についてお話します。

 


燃え立つ調査と死せる生

サムネにしている写真が、親の顔より良く見た《燃え立つ調査/Burning Inquiry》を解決しているシーンです。

こちらとしては「相手の手札をぐちゃぐちゃにしながら手を進めている」みたいな、謎の優越感みたいのを感じながらリビエンを構えている訳です。

そして、チューターもあるし実際にこの段階までは大抵たどり着けます。

問題はここから、APNAP順で着地誘発の解決が始まります。

コチラの盤面は吐き気を催す邪悪のようなクリーチャーが並んでいますが、相手盤面に注目してください。

  • 2x 銅纏いの先兵(他の人間に護法1と+1/+0修正)
  • 1x ジリーナ(出た時に相手の墓地掃除&サクると自軍に呪禁と破壊不能を付与)
  • 1x 反射魔道士(対象のクリーチャーをバウンスして次の自分ターンまで同じ名前の呪文を唱えられなくする)

まず、ジリーナの着地誘発でこちらの墓地が飛ばされました。

次に反射ハゲにより、こちらの新トロールがバウンスされ、返しのターンに唱えられなくされます。

誘発処理が解決して、手出しの《幻影の像/Phantasmal Image》が反射ハゲ2として出て来て、オリファントがバウンスされ、こちらも返しのターンに唱えられなくされます。

 

あれれ?様子がおかしいぞ??

 

ターン貰って、さてどうするか。

ジリーナが見えているので、アタックしてもブロック→ダメージ解決前にジリーナ起動で耐えられて、こちらのブロッカーが寝てしまうと《サリアの副官/Thalia’s Lieutenant》から即死まである量の人間が並んでいます。

かと言ってフルタップして《激情/Fury》をハードキャストしても、銅纏いの護法×2により4点バラマキは不発が確定です。

まずジリーナをどうにかしないと、間違いなくジリ貧になるので、無理やり能力を起動させる事にしました。

非常に不本意ながら、ピッチコストで激情を唱えて、護法分のマナを支払いながら銅纏いと幻影の像(=対象に取るだけで死ぬ)を対象に取りました。

当然ジリーナが起動されてクリーチャーは無傷、2:1の不利交換となります。

殴る事が出来ない事情は変わらないので、そのままターンを返して、第1メインに出て来たのが《輝かしい聖戦士、エーデリン/Adeline, Resplendent Cathar》、そのままコンバットフェイズ。

フルパンしてきてエーデリン誘発、銅纏いが2体出ているので出て来るトークンのサイズが人を殺す形になっています。

何故エーデリンは攻撃していないのにトークンが出るのか?と言う謎は一旦置いておく事にしよう。

とりあえずトークンは相打ち、それ以外は一方を取れるようにブロック指定するも、ダメージ解決前に薬瓶からお代わりジリーナが飛び出して来て墓地の激情を追放しつつ再び能力を起動されて破壊不能に。

ターン貰うも、こちらは既に打つ手無しで投了、参りました。

 


横並びシナジーの有無

このまま2戦目もサクッと負けた(教区と副官のボディビル劇場)のですが、敗因は物凄く単純な事でした。

結論から言うと、一番の原因は燃え立つ調査でした!

なんてこった!!

 

大前提として、部族デッキは基本的に横に並べてナンボで構築されていて、必然的に「横に並べば並ぶほど爆発的なパワーを発揮」します。

だから、ある程度横に並べた所にリビエンを投げつけるのは、対部族デッキとしては100点の戦法だと信じていました。

 

だがどうだろう、今日は2戦ともそうはならなかった。

何故かリビエンを撃ったら「相手の方が強い盤面になってしまう」と言う現象が起こるからです。

バグかな?

と、原因を自分から排除したい気分ですが、2戦目の燃え立つ調査でハッキリ分かりました。

うり「あっ、コレのせいでそっちの墓地が充実して行くから変な事になるのか!」

同僚氏「バレた?w」

少なくとも人間デッキは「土地と薬瓶以外は全てクリーチャー」だから、こちらよりクリーチャーが墓地に落ちる確率が高く、ジリーナのような自壊出来るクリーチャーも積極的に墓地に飛び込む事で、リビエン後の盤面をある程度調整していたと言うのだ。

いや、それ普通に巧い人じゃん、素直に凄いとしか言いようがないんだけど?

 


今回のまとめ

クリーチャーが横並びシナジーを持つデッキに対して、考え無しに燃え立つ調査→リビエンはヤバいぞ。

って感じで。(どうすれば良いかは分からん)

 

使われ続ける側だった管理人の中では「リビエン=超インチキカード」って印象が物凄く強くて、今回初めて使う側になって過信し過ぎていた感は否めません。(通れば勝ちでしょぐらいに思ってたw)

それにしても、まさか燃え立つ調査とリビエンが、相手によってはディスシナジーになるとは思いもよらなかったです、深いね。

単品のカードパワーで見るとこちらの方が圧倒的だけど、シナジーを発揮した状態の横並び部族の前では烏合の衆なんやなって感じがしました。

伝わるかどうか分からないけど、対戦してみると肌で感じる(?)的な、ゾクっとする何とも言えない感覚が有るから、MTGの対戦がやめられません。

 

以上、ホロウ・エンドの対戦レポートでした!

確かに同僚氏は、マーフォークや人間と言う部族デッキを長い間使い込んでいるし、続唱リビエンの熟練度もかなり高いプレイヤーですが、ここまで経験の差が出る物かと感心した1戦でしたね。

管理人はデッキ浮気性が酷いからね、悔しいけど良い勉強になりました。

 


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Posted by theuri